テン「ん・・・ここは?」
−王子は起き上がり あたりを見わたした−
テン「え!?どうしたのソラ!」
−王子の目の前には 生まれたままの姿の王女が 横たわっていた−
ソラ「ひっく・・・ひっく・・・」
テン「な、泣いているの・・・でもどうし・・・!?」
−王子は自分自身も 一糸まとわぬ姿で あることに気づいた−
テン「(なんでボクたちこんな姿に・・・)」
−王子は ふかくおもいだした−
テン「(そうだ!メタルキングがでたんだ!やっつけようとしたらパルプンテを唱えられて・・・だめだこれ以上覚えてない)」
ソラ「うぅ・・・うっ・・・」
テン「思い出すのはあとだ!ソラをはやく連れて戻らないと」
−王子はキメラのつばさを そらたかく放り投げた−
侍女「王女さまはだいじょうぶですよ、今はお疲れになって眠っています」
テン「そう、わかった。ありがとう」
−王女にとくに怪我はなかった−
テン「(でも本当になんであんな姿に・・・)」
ドリス「おや、王子じゃないか。めずらしく頭をかかえてどうしたんだい?」
テン「あ、ドリスお姉ちゃん (そうだ、お姉ちゃんなら何かわかるかも) ボクの悩みをきいてくれる?」
ドリス「もちろん、どうせソラのことだろう? まかせな、女のことは女の方がよくわかるもんよ」
テン「うん、それじゃ話すね」
−王子はドリスに 悩みをうちあけた−
ドリス「・・・・・」
−ドリスは混乱している−
テン「ねえ、ドリスお姉ちゃん。いったいなにが起きたんだろう、ボクには全然わからないよ」
ドリス「・・・・なにが起きたというより、むしろナニがどうしたというか・・・」
テン「 ? やっぱりお姉ちゃんにもわからないかな」
ドリス「いや、あたしにはわかるよわかるよ・・・でもわかっちゃいけないと心がブレーキかけてるのさ・・・」
テン「もしかしてお姉ちゃん、頭が混乱しているの?」
ドリス「そりゃ混乱するさ・・・きっとふたりも呪文で混乱してそんな間違いを・・・」
テン「やっぱり呪文のせいだとしても、ボクはソラにひどいことをしたんだね」
ドリス「ひどいことと言うか・・・むしろ良いことというか・・・子供が生まれちゃうというかさ・・・」
テン「子供?」
ドリス「そうそう、王子の子供がソラにできて・・・ハッ!」
テン「ボクの子供がソラに・・・そうだったんだ、ありがとうお姉ちゃん!」
ドリス「ちょ、ちょっとまった王子ィィ!!!」
−だがその方向には すでに王子はいなかった−
テン「ソラ、具合はだいじょうぶ?」
ソラ「あ・・・そ、そのだいじょうぶ・・・だよ」
−王女は恥ずかしそうに 王子の顔を見ないで返事をした−
テン「ほんとにごめんねソラ・・・ボク、ひどいことをしちゃった・・・」
ソラ「い、いいの・・・わたしはもうそんなに気にしてないから」
テン「でも・・・ソラにはボクの子供ができちゃったんでしょ?」
ソラ「!!!!!!!!?」
−王女は飲んでいたスープを ものすごい勢いではきだした−
テン「わわっ! びっくりした! ど、どうしたの?」
ソラ「う、ううん、なんでもない、なんでもないよ! ・・・そうわたしにはお兄ちゃんとのこどもができちゃったの」
テン「やっぱり・・・ごめんね。ソラもまだ子供なのに子供が生まれちゃうなんて」
ソラ「いいの・・・お兄ちゃんとの子供なら。そのかわり約束して、テンはわたしと結婚して一緒にこどもを育ててくれるって」
テン「うん、約束する!ボクぜったい、ソラの子供を大事に育てるから!」
エンプサ「あららぁ〜王子きゅんたら何を勘違いしてるのかしらぁ?」(CV くじら)
−王子が部屋をでた後 部屋のスミからエンプサが顔を出した−
エンプサ「あれでしょ〜?本当はふたりとも混乱して服を脱ぎだして、へんてこなダンスを踊っただけでしょ?」
ソラ「うん、わたしもいきなりでびっくりしちゃった」
エンプサ「王女さまも人がわるいわねえ〜本当のことを教えてあげればいいのに♪」
ソラ「だって、あんなにわたしを心配してくれるお兄ちゃんを見ていたら、言えないよ」
ねえ お兄ちゃん こんどは本当にこども、つくろうね・・・それまで約束、わすれないでね
エンプサ「・・・ところでぇ〜王女さま 王子きゅん、たぶん王様と王妃様のところにいったと思うんだけど、止めないでいいの?」
ソラ「ええっ!? エンプサお願い!はやく、はやくとめてきて!」
テン「ボク、ソラと子供をつくったんだ。だけどお父さんお母さん心配しないでちゃんと大事に育てるから!」
王・王妃「・・・・・」 バタッ!
衛兵「大変だ〜王様と王妃様がお倒れになったぞ〜!!!」