216氏のSS…2

テン「ん・・・ここは?」

 −王子は起き上がり あたりを見わたした−

テン「え!?どうしたのソラ!」

 −王子の目の前には 生まれたままの姿の王女が 横たわっていた−

ソラ「ひっく・・・ひっく・・・」

テン「な、泣いているの・・・でもどうし・・・!?」

 −王子は自分自身も 一糸まとわぬ姿で あることに気づいた−

テン「(なんでボクたちこんな姿に・・・)」

 −王子は ふかくおもいだした−

テン「(そうだ!メタルキングがでたんだ!やっつけようとしたらパルプンテを唱えられて・・・だめだこれ以上覚えてない)」

ソラ「うぅ・・・うっ・・・」

テン「思い出すのはあとだ!ソラをはやく連れて戻らないと」

 −王子はキメラのつばさを そらたかく放り投げた−



侍女「王女さまはだいじょうぶですよ、今はお疲れになって眠っています」

テン「そう、わかった。ありがとう」

 −王女にとくに怪我はなかった−

テン「(でも本当になんであんな姿に・・・)」

ドリス「おや、王子じゃないか。めずらしく頭をかかえてどうしたんだい?」

テン「あ、ドリスお姉ちゃん (そうだ、お姉ちゃんなら何かわかるかも) ボクの悩みをきいてくれる?」

ドリス「もちろん、どうせソラのことだろう? まかせな、女のことは女の方がよくわかるもんよ」

テン「うん、それじゃ話すね」



 −王子はドリスに 悩みをうちあけた−



ドリス「・・・・・」

 −ドリスは混乱している−

テン「ねえ、ドリスお姉ちゃん。いったいなにが起きたんだろう、ボクには全然わからないよ」

ドリス「・・・・なにが起きたというより、むしろナニがどうしたというか・・・」

テン「 ?  やっぱりお姉ちゃんにもわからないかな」

ドリス「いや、あたしにはわかるよわかるよ・・・でもわかっちゃいけないと心がブレーキかけてるのさ・・・」

テン「もしかしてお姉ちゃん、頭が混乱しているの?」

ドリス「そりゃ混乱するさ・・・きっとふたりも呪文で混乱してそんな間違いを・・・」

テン「やっぱり呪文のせいだとしても、ボクはソラにひどいことをしたんだね」

ドリス「ひどいことと言うか・・・むしろ良いことというか・・・子供が生まれちゃうというかさ・・・」

テン「子供?」

ドリス「そうそう、王子の子供がソラにできて・・・ハッ!」

テン「ボクの子供がソラに・・・そうだったんだ、ありがとうお姉ちゃん!」

ドリス「ちょ、ちょっとまった王子ィィ!!!」

−だがその方向には すでに王子はいなかった−

テン「ソラ、具合はだいじょうぶ?」

ソラ「あ・・・そ、そのだいじょうぶ・・・だよ」

 −王女は恥ずかしそうに 王子の顔を見ないで返事をした−

テン「ほんとにごめんねソラ・・・ボク、ひどいことをしちゃった・・・」

ソラ「い、いいの・・・わたしはもうそんなに気にしてないから」

テン「でも・・・ソラにはボクの子供ができちゃったんでしょ?」

ソラ「!!!!!!!!?」

 −王女は飲んでいたスープを ものすごい勢いではきだした−

テン「わわっ! びっくりした! ど、どうしたの?」

ソラ「う、ううん、なんでもない、なんでもないよ! ・・・そうわたしにはお兄ちゃんとのこどもができちゃったの」

テン「やっぱり・・・ごめんね。ソラもまだ子供なのに子供が生まれちゃうなんて」

ソラ「いいの・・・お兄ちゃんとの子供なら。そのかわり約束して、テンはわたしと結婚して一緒にこどもを育ててくれるって」

テン「うん、約束する!ボクぜったい、ソラの子供を大事に育てるから!」



エンプサ「あららぁ〜王子きゅんたら何を勘違いしてるのかしらぁ?」(CV くじら)

 −王子が部屋をでた後 部屋のスミからエンプサが顔を出した−

エンプサ「あれでしょ〜?本当はふたりとも混乱して服を脱ぎだして、へんてこなダンスを踊っただけでしょ?」

ソラ「うん、わたしもいきなりでびっくりしちゃった」

エンプサ「王女さまも人がわるいわねえ〜本当のことを教えてあげればいいのに♪」

ソラ「だって、あんなにわたしを心配してくれるお兄ちゃんを見ていたら、言えないよ」



       ねえ お兄ちゃん こんどは本当にこども、つくろうね・・・それまで約束、わすれないでね







エンプサ「・・・ところでぇ〜王女さま 王子きゅん、たぶん王様と王妃様のところにいったと思うんだけど、止めないでいいの?」

ソラ「ええっ!? エンプサお願い!はやく、はやくとめてきて!」



テン「ボク、ソラと子供をつくったんだ。だけどお父さんお母さん心配しないでちゃんと大事に育てるから!」

王・王妃「・・・・・」 バタッ!

衛兵「大変だ〜王様と王妃様がお倒れになったぞ〜!!!」


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