エピローグ
あの事件から数ヶ月、俺の双子達も無事、15歳の誕生日の今日を迎えれる事になりそうだ!!
グランバニアでは15になったら王家の紋章を取りに行く儀式をしなくちゃならい、それが今日だ!!
はぁ・・・それにしてもあの事件、思い出しただけでも悲しくなるなあ・・・・
ゲマを倒した後レックスの姿が見えないから、死に物狂いで探して、結局見つからなくて絶望で打ちひしがれながら帰ったら・・・
レックスは先に帰っていた・・・それはいい、しかも死んだと思ってたタバサも元気にしてたんだからなあ・・・
けどさあ・・・俺の事も心配してくれよ・・・ビアンカ・・・あの時の涙は嘘だったのかい・・・?
まあ、そのお陰で瀕死のはぐリンを助けられたんだからまあ良いんだけどさ・・・
ああっ・・・思い出しただけで涙が出てきた・・・
まあいい!!それにしてもレックス、遅いなあ・・・儀式とは言え、次期王としての自覚が足りないな・・・注意しないと・・・
そんな事を思いながら、アベルは王座でレックスを待っていた。
「あ、貴方!!た、大変大変!!!!!」
しかし、その王座に来たのは、レックスではなく、妻のビアンカであった。
「どうしたビアンカ、今日は王の試験の儀式だから、もう少し静かに・・・・」
「そ、それどころじゃないのよ貴方!!あ、あの子達・・・・!!」
「!?あ、あの子達がどうした!!何かあったのか!!」
アベルの顔色が変わる
「か、かかかか・・・・駆け落ちしちゃったの!!!」
「な、なななななななんだってー!?!?!?!?」
「こ、これ・・・!!レックスの部屋においてあった手紙!!」
そういいながらビアンカはアベルに手紙を渡す。
手紙の内容は簡単に書くとこうだ
『お父さん、お母さん、ごめんなさい、私達二人は愛し合っています。
しかし、私達二人は兄妹です、二人が結ばれることは難しいです、ましてや王という身分になってしまってしまっては確実に無理です。
王という身分には未練など少しもありません、他の誰かに上げてください
ですから、私達はこの城をでて、二人で暮らします、探さないでください。 レックス&タバサ』
「・・・こ、これは・・・ふ、二人はラブラブだな・・・・・・」
「あ、貴方!!ど、どうしよう!!あの子達!二人の世界へ行っちゃったわよ!!」
「どうするもこうするも・・・探しに行くに決まっているじゃないか!!」
「違うわよ!!探すのは当然に決まってるでしょ!!問題はその後よ・・・・二人とも、本気みたいだし・・・かと行って、近親相姦だし・・・・」
ビアンカが泣きそうな声でアベルに迫る、普段は強気ではきはきした正確だが、こういうときには弱いのは昔から変わらないな・・・
「う〜ん・・・そうだな・・・とりあえず話し合うが・・・もし・・・二人が本気なら・・・」
「ほ、本気なら・・・・?」
「・・・・・レックスを家から追い出す、可哀相だが、ここにはレックス王子なんて居なかった事にする」
それを聞いたビアンカの顔が真っ青になる
「な、何で・・・?」
「・・・ここにも書いてある通り、レックスはこの手紙で、王の資格を破棄している・・・そうするとタバサの結婚相手が王を継ぐ事になるが、そうするとレックスの存在は後々問題になる・・・」
「あ、貴方!!そ、それ本気で言ってるの!!な、なんて冷たい人間だったの!!それに貴方!!レックス以外の人間に王の身分継がす気はないって言ってたじゃない!!!」
ビアンカは泣きながらアベルの首を絞める!!
「ぐ、ぐるじぃ・・・・お、落ち着けビアンカ!!俺だってレックス以外の人間に王の身分を継がせる気はない!!」
「へっ・・・・?ど、どういうこと・・・・?」
「げほっ・・げほっ・・・だから・・・悲しい事かも知れないが・・・二人が本気だった場合に王を継ぐのは・・・」
アベルは咽ながら続ける
「俺達の息子レックスじゃなくて・・・タバサの恋人レックス君だって事だ・・・・」
「あ、貴方・・・・それじゃあ・・・!!」
最悪、お前達の事認めてやる、だから、戻ってこい!俺の愛している子供達!!
「じゃあ!ビアンカ!!二人を探しに行くぞ!!」
「え、ええ!行きましょう!貴方!!」
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『疲れた?タバサ』
『ううん?お兄ちゃんと一緒なら大丈夫だよ?』
『そか・・・んじゃあ!いつまでも一緒にがんばろう!!』
『うん・・・いつまでも一緒に!!』
レックスクエスト 終