403氏のSS…6

レックスクエスト
外伝 タバサの家出



グランバニアにある宿屋の一室、そこはグランバニア兵の中でも1,2を争うつわものとなったピピンの部屋である。

そこでレックスはピピンの秘蔵のある”本”を見せて貰っていた。

「レックス王子、この子とか可愛いと思いませんか?」

「う、うん、そ、そそそそうだね・・・」

「しっかし王子も14歳ですもんね、こういう本に興味を示すお年頃ですか、うんうん!良かったらその本、王子にあげますよ!!」

「え、ほ、本当!」

「けどアレですよお?こんな本タバサ王女に見つかったら大変ですから、こっそり見てくださいね」

ピピンの秘蔵のある”本”それはえっちな本であった。レックスも思春期である。それくらいの本は読みたくなるお年頃であった。

「でね王子?この付属ポスターの女の子!!実はオラクルベリーで踊り子してるんですよ!こんどこっそり二人で見に行きまし・・・」

「おじゃましま〜す!お兄ちゃんがここに来てるって聞いたから遊びに・・来・・・た・・・・・」

「げっ!・・・・タ、タバ・・・サ!?」

「・・・・た、タバサ王女!?」

えっちな本に付属してある破廉恥なポスターをおっぴろげていたレックスとピピン、その姿を見たタバサは硬直している!!

「お・・・おにいちゃんのスケベ!!ふ、不潔なのぉぉっ!!」

ピピンはオロオロしている!!

レックスは体の一部分の事情で動けない!!
「い、いや・・王女様、レックス王子だって思春期の男の子なんですし・・・こ、これくらいの本は読みたくなると・・・・」

「うるさい変態大魔王!だから彼女できないんです!!!!お、お兄ちゃんに変な物見せないでよぉ!!」

「ぐ、ぐふっ!」

痛恨の一撃!

ピピンは心に322のダメージ!

ピピンは倒れてしまった!!

「い、いや、落ち着いてくれタバサ!こ、これには深い事情があってだな、そ、そうだ!王たるものすべてに置いて万能では無くてはならないんだ!

そ、そうなんだ!それが後に現れる大魔王に対抗する術となるんだ!だから生命の不思議と(ry」

レックスは混乱している!

レックスは不思議な言い訳を唱えた!

しかし何も起こらなかった!!!

「う、うるさいうるさーい!!そんなに女の人の裸が見たいのなら私の裸を見てれば良いじゃない!!!!」

タバサは混乱している!!

タバサは半泣き状態でおもむろに今来てる服を脱ぎだした!!

「ぶ、ぶふぉぉぉぉっ!」

ピピンは鼻血が止まらない!!

ピピンは精神的に523のダメージ!!

ピピンは又倒れてしまった!

「ば、馬鹿!何してるいるんだよ!!」

レックスは混乱が解けた!

レックスは冷静になり、タバサの脱衣を止めに入った!!

「お兄ちゃんのバカバカバカバカバカバカァ!!!!」

タバサは興奮している!!

タバサはイオナズンを唱えた!!

「ぐぶぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

ピピンに255のダメージ!!

ピピンは今までの精神的ダメージもあわせてもう立ち上がれない!

「馬鹿ァァァァァ!!」

タバサはルーラを唱えた!

「ど、どこへいくんだ!タバサ!!」

「知らない!家出してやるう!もうおにいちゃんなんて知らないんだからぁ!!!」

タバサはそういい残し、何処かへ飛んでいってしまった・・・

「お、追いかけないと!ピピン!僕はメッキーを連れてタバサの後を追いかける!お父さんにそう伝えておいて!!」

レックスはそういい残し、イオナズンにより半壊してしまったピピンの部屋を後にした。

ちなみにピピンは返事が無い、ただの屍のようだ・・・・


──────


「・・・と、言うわけなの・・・ダンカンおじいちゃん・・・」

「う〜ん・・・大体分かったよ、タバサちゃん。」

ここは山奥の村、ダンカンの家である。

勢いあまってルーラしたのは良いが、どこにいけば良いのか分からず、かといってこのまま帰れるはずもなく、山奥の村のおじいちゃんの家に行く
ことにした。

「まあ、レックスも年頃だし、そんな本も読むだろうに、それくらい許してあげなさい、な?」

「う、うん・・・・そのつもり・・・なんだけど・・・」

タバサも頭の中では分かっていた、兄も年頃の男の子だ、女の人の体に興味を持つのは当たり前だろう・・・

けど、大好きな、大好きなあの人が私以外の女の人に・・そ、その・・興奮するなんて・・・・そう思うと嫉妬してあんな行為に走ってしまった。

「まあ今日はお帰り?ルーラとやらがつかえるんだろ?アベル君もビアンカも、そしてレックス君も心配してると思うし」

「う、うん・・・そうです・・・よね・・・?今日はもう帰ります・・・帰ってお兄ちゃんに謝ってきます・・・」」

「うん、それがいい、今度また来るがいいさ。おじいちゃんは何時でもまってるぞお!」

さあ帰ろうか・・・帰ったら兄に謝ろう・・・ひどい事言っちゃった・・・嫌われたかな・・・そう思いドアに向かったその時、ドアがバンッ!と勢いよくあけられた。

「おじいちゃんこんばんわ!!!!!ここにタバサこなかった!?」

勢いよくドアを開けた人物、それはいとしく、そして先程喧嘩してしまった兄、レックスであった。

「お、お兄ちゃん!?」

「よかった・・・・ここに居たんだ・・・・馬鹿!この馬鹿!心配かけて・・・」

「お兄ちゃん・・・・私酷いこといったんだよ・・・怒ってないの・・・?」

「馬鹿!怒ってるよ!えっちな本を読んでた事はその・・・なんだ?悪かったとは思ってるけど!僕が怒ってるのは勝手に出てった事だよ!心配
させるなよ!!」

兄は本気で怒ってる、しかし私の事を嫌いになった、そういう怒りではない。そう感じたタバサは感極まりレックスに抱きついた。

「・・・お兄ちゃん!ゴメンなさい!えっちな本くらいお兄ちゃんだって読むよね!うぇえぇぇぇん!!」

「ば、ばかっ!だからあの本のことはもう忘れてくれよ!恥ずかしい!爺ちゃんみてるぞ!」

「うん!ゴメンナサイ!ゴメンナサイ!!うわぁぁぁぁん!!」

レックスは自分に泣きながら抱きついている妹の頭をなでながら『あんな本読んでる時、写真の女の子の顔、頭の中でお前に変えてるって知ら
れたら、逆に僕が嫌われてしまうだろうな・・・・』そう、思っていた。

「さ、帰ろう、ここに着く前に色々ルーラで飛んでしまってメッキーのMPがもう無いんだ、タバサ、ルーラをお願い」

「うん!お兄ちゃん!ルーラ!」

タバサはルーラを唱えた!

しかしMPが足りない!

「あ・・・わ、私もMPが切れちゃった・・・・・」

「へ?ど、どうしよう・・・・ご、ごめんおじいちゃん、良かったら僕達を一晩だけ泊めて?」

そうレックスが言うと

「なに!アベル君とビアンカが心配していると言うのに!だけど帰れないのなら仕方がないなあ・・・一泊だけだぞ?」

と、ダンカンは口調とは別にものすごく嬉しそうな顔をしながら双子に言った。

「ありがとうおじいちゃん!!私お礼においしいご飯をつくるね!!」

「いやいや、おじいちゃんも昔は一流の宿屋の亭主だったんだぞ!お前達においしいご飯をつくってやろう!

おお!そうだ!おじいちゃんがご飯を作っている間、お前達は仲直りの印に温泉でも入ってらっしゃい!」



ここの温泉は確か混浴である。二人たちは顔を真っ赤にしながら声をそろえてこう言った。

『え゙!?』




その夜 グランバニア城

「おーい!レックスー!タバサー!!どこだー!!!!!」

「駄目!貴方!ここにも居ない!!どこ言ったの〜〜〜〜タバサー!!レックス〜〜〜!?」

「ぼ、ぼっちゃん!ピピンの心拍数が!ピピンの心拍数が〜〜〜〜」



グランバニアはその夜双子捜索隊が組まれ、大騒ぎになっていた。

レックスクエスト
外伝 タバサの家出 終わり


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