731氏のSS

バニー「あら、カワイイお客さんね」

ここは、夜のアルカパの酒場。私とお兄ちゃんはこっそり宿屋を抜け出してきたの。


バニー「ふふ、そっちの可愛い子は彼女かな?」タバサ「えっ…あの……そのう…」

わ、私ってお兄ちゃんの恋人に見えるのかな…?もう9歳だし、充分大人よね……ポッ


レックス「あははは!タバサはただの妹だよ!」タバサ「………」   グサッ!!…お兄ちゃんひどいの…。私はこんなにドキドキしたのに…ぐすん。


バニー「あらそう。ちょっと待っててね、ブドウのジュースを出してあげるわ」

レックス「わーい!ありがとう!」

タバサ「……ありがとうございます…」

…いつかお兄ちゃんも、タバサのこと考えて、ドキドキしてくれるようになるかなあ……?   

トンっ!

バニー「はい、お待ちどうさま」

レックス「わあ、おいしそうだねっ、タバサ!」タバサ「う、うん。そうね、お兄ちゃん」

変なこと考えてたから、なんだか見られただけで恥ずかしいよう…。顔が熱い…。

レックス「よーし、一気飲み競争しようよ!」

タバサ「う、うん!」

レックス「よ〜い…………どんっ!」

こくっ、こくっ……。

あれ…なんらかこのジュース、変な味……。


レックス「ごくっ……ぷはあ〜!いちばん!あれ、タバサまだ半分しか飲んでないの?」

タバサ「………しゅき」レックス「え?」

タバサ「お兄ちゃんだ〜いしゅき〜〜っ!!」

ガバッ!

レックス「わ!?た、タバサ!?」

タバサ「んにゃあ…」

エヘヘ〜、お兄たんをぎゅっとしちゃったあ。お日様のいい匂いがぁ〜〜………するのっ

スンスン…

レックス「…あれっ、なんかお酒くさい」

バニー「ごめーん!女の子のほう、ワインと間違えちゃったみたい…」

レックス「ええーっ!」

ムッ、なんれ私以外の女と話してんのよう!

タバサ「い…イオラっ!!」

バニー「あ…あべしっ!!」

レックス「た…タバサっ!?」

ちゃんと私のほうらけみてくれなきゃやなのっ!

グイッ

レックス「あっ…」

にひひ!お兄たんのお顔がこんなに近くにあるぅ……

タバサ「おにいちゃあん……」

レックス「な、なに?タバサ…」

タバサ「私のことしゅき……?」

レックス「え……」

お兄たんの顔が真っ赤になったった…。

タバサ「私はお兄たんのことだいしゅきなの……」

レックス「ぼ、僕も……だ、だ、大好き…」

タバサ「ホントっ!?やったあ!じゃあチュウするの〜!」

むちゅっ…ちゅうぅ……

レックス「ん……あ」

タバサ「んん……」

ブドウの甘い香りがする…

レックス「ぷはっ!はぁ、はぁ…」

タバサ「ぷはっ!…エヘヘ…」

二人で見つめあったの。しやわせっ。

じじい「ひゅうひゅう!熱々じゃのう!わしの若い頃を思い出すわい!」タバサ「ヒャダルコ」 じじい「どぅるぶっ!」うるさいおじーさまはこおりづけなのよぅ!はふう……

レックス「ね、ねぇ…。もう一回チュウしない?その……タバサの唇は柔らかくて気持ちいいっていうか、なんていうか……ボソボソ…」

タバサ「………」

レックス「た、タバサ?」

タバサ「……まだか」

レックス「へ?」

タバサ「ビールとキムチはまだかあぁぁっっ!!!」

レックス「何言ってるの、タバサ!?ほら、ちゅうー…」

タバサ「のけっ!!」

レックス「ギャフン!」あぁ……なんだろうこの高揚感…今なら無敵よ!なんていうか、主に私がむ・て・き!!!!

タバサ「はやくビールもってこい!!!」

マスター「お、お客さん…」

タバサ「なまこ酢もきてねぇぞおぉぉ!!」

マスター「キムチだのなまこ酢だの……何ワケわかんないことを…」

イ・オ・ナ・ズゥン!!!!
マスターと客一同
「あがぺっ………」

イ・オ・ナ・ズゥン!!!!
マスターと客一同
「…………………」

ト・レ・ビ・アぁン!!!!
マスターと客一同
「…………………」

気持ちいい…。ふぁ… 眠くなっちゃった…。



1ヶ月後、ポートセルミ

男「うぃっく…ここはポートセルミの町だ」

タバサ「いや〜ん、お酒くさい…」

アルス「ははは…タバサはお酒の匂いが苦手なんだね」

レックス「………(なんだろう?思い出せないけど、なんだか気持ちよくて怖いことがあった気がする…ワケ分かんないな…)」



終劇


戻る